KIDILL|多様なジャンルをミックスし即興の衝動を起こすブランド
日本のドメスティックブランドを取り上げる企画【.jp】(ドット・ジェー・ピー)。
ドメスティックブランドとは日本国内発のブランドのことを指し、既存の西洋文化に日本的な新要素を加え、時には破壊することで新しい価値を生み出しています。
そして、今回はパンクロックから文学まで、多様なジャンルのカルチャーをミックスしデザインに落とし込むブランドKIDILLの魅力に迫ります。
【目次】
1 KIDILLとは
2 KIDILLの取り込む多様なカルチャー
3 音楽家・灰野敬二氏との2021AWコレクション
4 KIDILL 人気アイテム
1 KIDILLとは
- 価格:★★★☆☆
- 品質:★★★☆☆
- 独創性:★★★★☆
- 知名度:★★★☆☆
KIDILL(キディル)とは、デザイナーである末安弘明(スエヤス ヒロアキ)氏が2014年に設立したファッションブランドであり、パンンクロック・クランジなどの音楽・文学・スケートボードといった末安氏自身が体験してきた多様なジャンルのカルチャーをミックスしデザインに落とし込む。
写真の2020-21AWコレクションでは、若手HIPHOPアーティストHIYADAMをモデルに起用していることもジャンルに囚われないKIDILLらしい取り組みである。
⬇︎【YouTube】HIYADAMのファッション紹介⬇︎
2 KIDILLの取り込む多様なカルチャー
KIDILLの実際のコレクションを見ながらその世界観を覗く。
まずこちらはKIDILL 2020SSコレクション。
アクセサリーなどにパンンクロックの要素を取り入れながらも白ソックスに革靴で全体的に締りのあるコーディネートに仕立て上げる。
そしてこれは2021-22AWコレクション。
グラフィックの要素を取り込み、パンクテイストの先ほどの写真とは全く違う印象を受ける。
最後は2019FWコレクション。
日の丸と鳥居。日本らしさをデザインに反映させ様々なジャンルの化学反応を起こしている。
3 音楽家・灰野敬二氏との2021AWコレクション
KIDILLは、2021-22AWパリコレクションにおいて、世界的に活躍する音楽家・灰野敬二氏とコラボレーションを果たし、灰野敬二氏がショーのサウンドを担当した。
ショーでは、巨大なアンプから灰野敬二氏の声とギターサウンドが会場に鳴り響き、それはKIDILLのさらなるステージへの幕開けを告げる。
KIDILLの公式YouTubeチャンネルにてショーの映像が公開されているので是非一度ご覧になってほしい。
⬇︎ KIDILL 2021-22AWパリ・コレクション ⬇︎
最後にKIDILLの人気アイテムをご紹介。
4.1 KIDILL rock taste t-shirt
KIDILLのTシャツはロックテイストの強いデザインのアイテムが多く人気。
4.2 KIDILL×both GAO Zip Boots
KDILLとパリの高級フットウェアブランドbothとのコラボアイテム。
重厚感と存在感がありながらも繊細な作りで軽量。立体的な独特のソールが特徴的である。
以上、今回は多様なジャンルをミックスし即興の衝動を起こすKDILLの魅力に迫りました。
KDILLのこれからのさらなる活躍に目が離せない。
MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。