kudos(クードス)|写真と服の融合が魅せる独自の世界
日本のドメスティックブランドを取り上げる企画【.jp】(ドット・ジェー・ピー)。
ドメスティックブランドとは日本人デザイナーが始めたブランドのことを指し、既存の西洋文化に日本的な新要素を加え、時には破壊することで新しい価値を生み出しています。
そして今回は、2017年に設立したばかりですが既に多くのファッショニスタから熱い視線を送られるkudosという日本発ブランドの魅力に迫ります。
【目次】
1 kudos(クードス)とは
2 kudosのデザイナー・工藤司氏
3 kudosの魅力
4 kudosの代表的なアイテム
1 kudos(クードス)とは
- 価格:★★★★☆
- 品質:★★★★☆
- 独創性:★★★★☆
- 知名度:★★★☆☆
kudos(クードス)は2017年にスタートした新鋭ドメスティックブランド。
女性からの要望に応え、2018年からはウィメンズブランドsoduk(スドーク)も設立している。
2 kudosのデザイナー
デザイナーは工藤司氏。
彼は高校生の頃、文化服装大学に入学を検討するも、在学生の全身気合が入った服装に気後れした彼は早稲田大学に入学。
卒業後、世界に目を向けアントワープ王立芸術学院に進学するも中退。パリにてパターンを学びながら、JWアンダーソンにてデザインアシスタント、Y/PROJECTにてパターンアシスタントの経験を積み、帰国。
帰国後、満を辞して2017年自身のブランドkudosを設立。
3 kudosの魅力
- 1 日常で映えるアイテム
- 2 癖のあるデザイン
- 3 写真へのこだわり
1 日常で映えるアイテム
kudosのアイテムは日常の生活の中で着やすいということが人気の理由の一つ。
繊細な作りでありながらカラーは上品なものが多く、機能性も欠かさない。
これはブランドのポリシーでもあり、kudosはあくまで日常着としての服作りを心がけているブランド。
2 癖のあるデザイン
kudosのアイテムは、派手なデザイン・カラーのものは少なく汎用性の高いアイテムが多いが、それらのアイテムは他の服とはどこか違っていて独特な雰囲気を放つ。
この基本に忠実でありながら細部の加工に遊び心を感じるスタイルが多くのファッショニスタの心を掴む。
3 写真へのこだわり
kudosの三つ目の魅力はルックブックの写真。
工藤司は実はもともと写真家志望であり、写真へのこだわりが他ブランドに比べ一際強い。
ルックブックの ビジュアルディレクターからモデルの起用、写真撮影までデザイナー自身で行うkudosの写真には惹かれるものがある。
4 kudosの代表的なアイテム
最後にkudosの代表的なアイテムを3つご紹介。
1 kudos zip open jacket
繊細なカッティングが施されたkudosらしいアイテム。
写真のようにシーズンや気分によって様々な着こなしが楽しめる。
2 kudos LOVE T-shirts
kudosの2018SSのTシャツ。
シンプルなデザインと可愛い色合いが絶妙なバランスを保っている。
モデルにはラッパーのkid freshinoが起用されている。
3 kudos PARALLEL shirts
kudosの2020FWのシャツ。
単なる白と黒のシャツではなく、写真のように腕をメインにすると黒一色になる作りになっている。
細部にまでこだわり抜いた繊細な作りであり、なんともドメスティックブランドらしい。
服飾の伝統を継承しながらも繊細な作りと遊び心あるデザインで日常に彩りを与えてくれるブランドkudos。
今後の展開にも目が離せない。
MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。
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