SKOLOCT|誰もが知るキャラクターを生んだ裏原宿のブランド

SKOLOCT(スコロクト)の可愛らしいキャラクターは、服好きであれば見たことがあるだろうし、GUCCIのパロディデザインのTシャツ・パーカーなども話題になった。

あるいは、若い世代のヘッズであれば、LEXが付けているネックレスでSKOLOCTの存在を知った人も少なくないだろう。

今回はそんなSKOLOCTの魅力や歴代コラボなどをご紹介。

 【目次】
1 SKOLOCTとは
2 デザイナー・中野毅氏について
3 SKOLOCT 他ブランドとのコラボ
4 SKOLOCTを愛用しているラッパー

1 SKOLOCTとは

出典:skolocttokyo.com

  •  価格:★★★☆☆
  •  品質:★★★★★
  • 独創性:★★★★★
  • 知名度:★★★☆☆

SKOLOCT(スコロクト)とは、インテリア・内装を主に行うデザインチーム・NGAP(エヌジーエイピー)の創設者の一人・中野毅氏が2007年に立ち上げたファッションブランド。

1990年代後半、UNDERCOVERのデザイナーとして既に注目されていた高橋盾氏とその文化服装学院での同級生・長尾智明氏(後のNIGO)が裏原宿にてスタートした小さなセレクトショップ・NOWHEREの塗装がNGAPの最初の仕事であった。

裏原宿が最も盛り上がっている時期には、NGAPは個性的なペインティングスタイルで多くのデザイナーから支持されていた。

その時には既に服作りも行っていたNGAPであったが、より自由度の高いデザインの服を作るため、2007年にSKOLOCTを立ち上げ、かの有名な可愛らしいキャラクターもこの時に生まれた。

そこからは、様々な大物ブランドとのコラボレーションを見ていても分かるとおり大活躍のSKOLOCTだが、そもそも何故ジョニオこと高橋盾氏やNIGO氏とコネクションがあったのかというのは多くの人が抱く疑問だろう。

そこで次に、中野氏の経歴を見ていこう。

2 デザイナー・中野毅氏について

サーフィンやスケボーなどストリートカルチャーにどっぷり浸かった学生生活を送っていた中野氏は、10代の頃からナイトクラブに通うようになる。

そして、新宿のクラブ・MILOS GARAGEでセキュリティーをするようになった中野氏は、DJとしてやって来る高橋氏・NIGO氏らと仲良くなり、一緒に遊ぶようになる。

このようにして、中野氏はNOWHEREのペインティングを任されることになったのであった。

SKOLOCTを立ち上げてからもUNDERCOVERとは何度もコラボしている。

それでは次に、SKOLOCTと色んなブランドとのコラボを見ていこう。

3 SKOLOCT 他ブランドとのコラボ

UNDERCOVER

SKOLOCTの中野氏とUNDERCOVER(アンダーカバー)の高橋氏は、30年近くも交友関係があり、SKOLOCTにとってはコラボレーションの回数も最も多いのがUNDERCOVERなので思い入れは強いのだとか。

裏原宿を盛り上げた二人が今も仲良くコラボしているのを見ると90年代に学生時代を過ごしたかったと強く思う若い世代も多いことだろう。

HYSTERIC GLAMOUR

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出典:hystericglamour.jp

SKOLOCTとHYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)は過去3回コラボしており、中でも2018年7月にリリースされたコラボアイテムは両ブランドらしいデザインであったように思える。

HYSTERIC GLAMOURの詳細については下記記事でぜひチェックして欲しい。

STUSSY

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出典:skolocttokyo.com

SKOLOCTは、世界で最も有名なストリートブランドの一つ・STUSSY(ステューシー)ともコラボしている。

どこか似た雰囲気のある両者のデザインがミックスされてストリート感あふれるアイテムになっている。

VLONE

エイサップロッキーらが所属するHIPHOPクルー・ASAP Mob(エイサップ モブ)の初期メンバーであるASAP Bari(エイサップ バリ)が手掛けるVLONE(ヴィーロン)もSKOLOCTとコラボした。

コラボアイテムの中には、両者のブランド名を融合させて「SKOLONE」とプリントされているものがあったりなかったりするが、いずれのアイテムにもSKOLOCTのポップなキャラクターは登場している。

USラッパーの手掛けるアパレルブランドは、HIPHOPシーンを超えて人気を獲得するものも多く、ストリートファッション好きであれば要チェックである。

4 SKOLOCTを愛用しているラッパー

最後に、SKOLOCTのアイテムを着用しているUSと日本のラッパーをご紹介。

Lil Uzi Vert

リルウジことLil Uzi VertはSKOLOCTのアイテムをライブにて着用していた。

別のライブでもSKOLOCTとVLONEのコラボTシャツを着ていたので、アニメ好きのリルウジにSKOLOCTのキャラクターが相当刺さったのだろう。

Playboi Carti

SKOLOCTのデザイナー・中野氏が、VLONEを手掛けているエイサップ・バリにマイアミに呼ばれた際に、一緒にいたのがPlayboi Carti(プレイボーイ カーティ)

そこで初めて知り合った中野氏とPlayboi Cartiであったが、その後、Playboi Cartiは私服にてSKOLOCTのスウェットシャツを着用している。

JP THE WAVY

やはり日本で最もお洒落なラッパーの一人であるJP THE WAVYはSKOLOCTのアイテムを着用している。

インスタグラムのストーリーでもSKOLOCT×GHOSTのネックレスを映していた。

ちなみに、彼女のNiinaも同じネックレスを持っている。

VINGO

BAD HOP(バッドホップ)のメンバー・VINGO(ビンゴ)もSKOLOCTを愛するラッパーの一人。

SKOLOCTのスウェットシャツとこのスニーカーの色合いは相性抜群だ。

LEX

裏原宿ブームのことをよく知らないティーン世代であれば、LEXがつけているネックレスを見てSKOLOCTの存在を知った人も少なくないのではなかろうか。

LEXのネックレスのブランドが気になる方は下記記事をご覧あれ。

いかがでしたでしょうか。今回は、裏原宿ブームのキーパーソンでもある中野毅氏が手掛けるSKOLOCTについてご紹介しました。

同じ時代に生きる我々は、これからもSKOLOCTが長く活躍する姿を見ていきたい。

MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。

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