genzai(ゲンザイ) | 現在からの逃亡を図る新星ブランド
2021年3月、ストリートファッションシーンに突如姿を現したブランド・genzai(ゲンザイ)。
SNSを中心に話題を集めるgenzaiはどこから来て、そしてどこへ向かうのか。
今回は、genzaiについて今知っておくべきことをチェックしながら、その謎と魅力に迫っていこう。
【目次】
1 genzaiとは
-1.1 アートディレクター・永戸鉄也氏について
-1.2 株式会社yutoriについて
2 モデルには多くのラッパーを起用
3 HYSTERIC GLAMOURと念願のコラボ
1 THREESIX9INEとは
genzai(ゲンザイ)とは、アートディレクターである永戸鉄也氏と株式会社yutori が手を組み、2021年3月に始動したファッションブランド。
ブランド名にもなっている「現在」、そしてそこからの「逃亡」をコンセプトに掲げており、「『現在』は次の瞬間には過去である。だから決してそこに留まらず、世の中を覆う不条理の数々と対峙しながらも最後は逃げ去ってしまおう。逃走の先にこそ、新しい創造が見えてくる(一部抜粋)」という思いが込められている。
1.1 アートディレクター・永戸鉄也氏について
永戸鉄也(ナガト テツヤ)氏は、RADWIMPSのドキュメンタリー作品、米津玄師『死神』のMV、ヨルシカ『盗作』のMVなどを始め、国内トップアーティストのCDジャケット・MVの製作を数多く手掛けるアートディレクター。
知る人ぞ知る、実力派デザイナーだ。
1.2 株式会社yutoriについて
株式会社yutori(ユトリ)は、SNSを駆使した新たなオンラインファッションビジネスにより注目を集めており、CEOを務める片石貴展氏を中心に躍進を続ける。
片石貴展氏が2017年に設立した「古着女子」はわずか5ヶ月で10万フォロワーを獲得し、SNSを主軸としたメディア・D2Cビジネスの先駆けとなった。
経歴や世代が全く異なる2者が手を組み生まれたgenzaiはSNS上で独特の世界観を展開し、既に大きな注目を集めている。
2 モデルには多くのラッパーを起用
genzaiは、ブランドのモデルに多くのラッパーを起用している。
2021年12月現在までに起用したラッパーは以下の9人。
- OZworld
- Hideyoshi
- week dudus
- 釈迦坊主
- Nidra Assassin
- Jin Dogg
- Daichi Yamamoto
- ゆるふわギャング(Ryugo Ishida&NENE)
人選が絶妙であり、単に知名度のあるラッパーをモデルにするのではなく、ブランドの世界観に合うラッパーを、若手からベテランまで幅広く見ていることがわかる。
これからどのラッパーがモデルに起用され、新作アイテムを着こなすのかにも注目だ。
3 HYSTERIC GLAMOURと念願のコラボ
genzaiは2021年12月、HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)とのコラボを発表した。
「初のコラボレーションはHYSTERIC GLAMOURを目標にしていた」と語る永戸鉄也氏は遂にコラボを実現。
宇宙との交信、サードアイが開眼したヒステリックガールといったテーマを掲げたこのコラボのモデルにはゆるふわギャングが起用された。
12月18日からgenzaiのオンラインストアとHYSTERIC GLAMOURの実店舗にて発売開始となるコラボアイテムは要チェックだ。
いかがでしたでしょうか。
今回は、SNSに突如現れた謎多きブランドgenzaiについて知っておくべきことをご紹介しました。
genzaiのこれからのさらなる飛躍に期待だ。
MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。