HYSTERIC GLAMOUR|ロックでセクシーなギターガールを理想に掲げるブランド
日本のドメスティックブランドを取り上げる企画【.jp】(ドット・ジェー・ピー)。
ドメスティックブランドとは日本国内発のブランドのことを指し、既存の西洋文化に日本的な新要素を加え、時には破壊することで新しい価値を生み出しています。
そして、今回はロックテイストのファッションを中心に国内外で人気を集めるブランド・HYSTERIC GLAMOURの魅力に迫ります。
【目次】
1 HYSTERIC GLAMOURとは
2 デザイナー・北村信彦氏が影響を受けたロックバンド
3 ブランド史上初のHIPHOPアーティストとのコラボ
4 HYSTERIC GLAMOUR 人気コラボアイテム
1 HYSTERIC GLAMOURとは
1.1 HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)とは?
- 価格:★★★☆☆
- 品質:★★★☆☆
- 独創性:★★★★☆
- 知名度:★★★★★
HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)とは、デザイナー・北村信彦氏が1984年に設立したブランドであり、「ロックとファッション、そしてアートの融合」をコンセプトに掲げる。
1986年には原宿に実店舗を構えた後、日本で人気を集めると世界に目を向け、ヨーロッパ・アメリカ・香港で大ヒット。
ロックテイストのアイテムが中心のHYSTERIC GLAMOURは、今もその人気の廃れない日本を代表するベテランブランドの一つである。
1.2 デザイナー・北村信彦氏について
北村信彦氏は1962年生まれのデザイナー。
東京モード学園卒業後、アパレルメーカー・オゾンコミュニティに入社し、その直後21歳の若さでHYSTERIC GLAMOURを設立した。
そして、HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)という名の由来が「ヒステリックでグラマラスなロックバンドの女性」であり、セクシーな女性をブランドのアイコンにしていることからも分かるように、北村信彦氏は大のロック好き。
2 デザイナー・北村信彦氏が影響を受けたロックバンド
ロック好きの北村信彦氏が幼少期に影響を受けた女性ロックバンド・アーティストをご紹介。
2.1 ランナウェイズ
The Runaways(ランナウェイズ)とは、1970・80年代に主に日本において活躍したアメリカの伝説的なガールズバンド。
デビュー時のバンドメンバーの平均年齢はなんと16歳であるが、女性の強さと美しさを感じるバンドである。
そして、北村信彦氏が小学生の時に初めて訪れたのがランナウェイズのライブ。
⬇︎【MV】The Runaways – Cherry Bomb ⬇︎
2.2 スージー・クアトロ
Suzi Quatro(スージー・クアトロ)とは、女性ロック界の先駆者として名高いアメリカの女性ロックミュージシャン。
ガールバンド結成後ソロに転身し、「キャン・ザ・キャン」・「ワイルド・ワン」など様々なヒットソングを生み出した、女性ロックミュージシャンのレジェント的存在である。
⬇︎【MV】Suzi Quatro – Can The Can ⬇︎
3 ブランド史上初のHIPHOPアーティストとのコラボ
020年10月24日、HYSTERIC GLAMOURが東京を中心に活動する音楽プラットフォームtokyovitaminとコラボアイテムを発売した。そして、プロダクトデザインにはグラフィックデザイナーであるVERDYが参加。
元々、tokyovitaminのアルバム収録楽曲Duke of Harajuku – ICE CREAM (feat. LEX) のMV衣装の製作依頼に始まったこの話は、超豪華なコラボへと発展した。
そして、このコラボがHYSTERIC GLAMOURの歴史の中でも初のHIPHOPアーティストとのコラボとなった。とてもかっこいいので是非チェックして欲しい。
⬇︎【MV】Duke of Harajuku – ICE CREAM feat.LEX ⬇︎
4 HYSTERIC GLAMOUR 人気コラボアイテム
4.1 tokyovitamin×HYSTERIC GLAMOUR ヴァーシティジャケット
tokyovitaminとHYSTERIC GLAMOURのコラボアイテムの中でも最も注目が集まったのがこのヴァーシティジャケット。
レトロな作り・色味でありながらポップなデザインであり、HYSTERIC GLAMOURらしい。
4.2 JOAN JETT × HYSTERIC GLAMOUR t-shirt
ジョーン・ジェット(JOAN JETT)は、伝説的なガールズバンド「The Runaways(ランナウェイズ)」のメンバーとして知られるミュージシャン。
そして、2020年9月に開催された映画祭UNDERDOCSを記念してJOAN JETT とHYSTERIC GLAMOURがスペシャルコラボを果たした。ロック好きは必見のアイテム。
以上、今回は日本から海外まで熱いファンを持つブランド・HYSTERIC GLAMOURの魅力に迫りました。
ファッションと音楽の垣根を超えたアート作品にこれからも目が離せない。
MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。