なかなかアルバムをリリースしないUSラッパー特集
先日、5年間もアルバムを出していなかったケンドリック・ラマーが新アルバム「Mr. Morale and The Big Steppers」のリリース日を発表したため、世界中のヘッズが胸を躍らせている。
ケンドリック以外にも、2022年前半は色んな大物ラッパーたちが新曲やアルバムをリリースする予定だ。
しかし一方で、何年もアルバムをリリースしていない有名ラッパーもたくさんいる。
今回は、そんなラッパーたちをご紹介しよう。
A$AP Rocky
エイサップ・ロッキーは2018年の「Testing」以来、アルバムをリリースしていない。
ファッションシーンでの影響力も増し、リアーナとの間で子供を授かったが、発砲事件への関与で逮捕され、良くも悪くも話題に事欠かない。
そして、ロッキーは今週、新曲『D.M.B』をリリースした。アルバムのドロップも近いのかもしれない。
Joey Bada$$
ジョーイ・バッドアスは、2017年にアルバム「ALL-AMERIKKKAN BADA$$」をリリースしたあと、俳優業に専念している。
2020年のアカデミー賞で最優秀実写短編賞を受賞した短編映画「Two Distant Strangers」にも参加しており、今や名俳優の一人だ。
しかし、彼はラップを辞めたわけではなく、2020年にはEP「The Light Pack」、2022年1月には新曲『THE REV3NGE」、3月には『Head High』をリリースした。
夏にはアルバムが満を辞してリリースされる予定だ。
50 Cent
50セントは2015年のアルバム「The Kanan Tape」を最後に、音楽からかなり遠ざかっている。
彼は、「Street King Immortal」という次のアルバムのタイトルを長い間宣伝していたが、2021年末に公式で予定をキャンセルした。
彼のアルバムリリースを待っているヘッズもかなり多いことだろう。
スキー・マスク・ザ・スランプ・ゴッドは、ミックステープ「Sin City The Mixtape」をようやくドロップしたものの、2018年の「Stokeley」以降、いまだにアルバムをリリースしていない。
このラッパーはいつも新曲を告知しつつ、そのほとんどがリリースされない。
だが、いつアルバムが出てもおかしくないだろう。
Cardi B
カーディ・Bの2018年のアルバム「Invasion of Privacy」はトリプルプラチナを獲得し、彼女が正真正銘のラップスターであることを世界中に知らしめた。
また、2019年のブルーノ・マーズとの『Please Me』、2020年のミーガン・ジー・スタリオンとの『WAP』、2021年の『Up』など、カーディ・Bが生んだヒット曲は数えきれない。
2部門でグラミー賞を獲得した前作を超える作品を作り上げるのは簡単なことではないので、彼女は時間をかけているのだろう。
ScHoolboy Q
スクールボーイ・Qはここ数年、かなり息をひそめている。
彼の最後のアルバムは2019年の「CrasH Talk」であり、それ以降は、数回ゲストヴァースを披露しただけだ。
しかし、Qは今年の4月に、2019年以来の新曲『Soccer Dad』をリリースしたので、本格復帰はもうすぐなのかもしれない。
Nicki Minaj
フィメールラップの第一人者として知られるニッキー・ミナージュは、2020年に第一子を授かったことで私生活に集中していた。
そして、今年になって、リル・ベイビーとの『Do We Have A Problem?』と『Bussin』、ファイヴィオ・フォーリンとの『We Go Up』、コイ・リレイとの『Blick Blick』をリリースし、音楽活動に本格的に復帰したようだ。
今年中の新アルバムリリースに期待が高まっている。
MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。