カサブランカとニューバランスのコラボスニーカーについて知っておくべきこと

真新しいスニーカーを生み出すのは簡単なことではないし、新鋭ブランドとコラボするのは余計に難しい。

さらに、地球規模のパンデミックの中で、デジタル模型とZoomだけを頼りに作業しなければならなかったので、ハードルの高さは計り知れない。

今回は、そのような状況下でも成功を収めたCasablanca(カサブランカ)New Balance(ニューバランス)のコラボレーションについてご紹介しよう。

 【目次】
1 過去のコラボ一覧
2 高級スポーツカーから得た着想
3 NBのクラシックなGATOR
4 前作よりもエッジを効かせたXC-72
5 相思相愛の関係

1 過去のコラボ一覧

発売日

モデル

2020年4月

327(全2色)

2020年11月

327(全2色)

2021年3月

237、327

2021年5月

237、327

2021年8月

XC-72(全2色)

これまでニューバランスのウィメンズとキッズのライフスタイルシューズを担当し、スキルを磨いてきたフットウェアデザイナーのシャーロット・リー氏は、2019年からグローバル市場向けの新しいコンセプトにフォーカスした新しい役割を担うことになった。

そして、同時期に、Casablancaがスタート。

瞬く間に人気を獲得していったCasablancaは、2020年にはLVMHプライズのファイナリストに選ばれ、New Balanceとのコラボにより、スニーカーヘッズからの信頼も得ることができた。

Casablancaのエレガントかつ余裕のある美学は、このニューバランスとのコラボにも如実に現れており、わずか1年ほどで、既に10個のスニーカーを生み出している。

2 高級スポーツカーから得た着想

出典:esquire.com

そして、シャーロット・リー氏の最新作「XC-72」は、前作の「327」に引き続き、エネルギッシュなカラーと高級スポーツカーをテーマにしている。

「オレンジとグリーンの配色は、デビュー作である『327』を意識したもので、我々のコラボの代名詞となっている。イエローとレッドの配色は、高級スポーツカーからインスピレーションを得たもの。このシューズを開発する際には、『足のためのスポーツカー』をイメージし、車のタイヤを表現したブラックのラバーアウトソールに至るまで、そのイメージを忠実に再現した。」

カサブランカのデザイナーを務めるシャラフ・タジェル氏はそのように述べた。

そして、そのスポーツカーとは、ランチアの「ストラトスHFゼロ」であり、HFゼロの角張ったデザインがXC-72に大きく影響しているという。

3 NBのクラシックなGATOR

出典:ebay.com

さらに、XC-72は、80年代に登場したニューバランスの「GATOR」からも着想を得ている。

GATOR(ゲイター)はサッカーやアメフト、ラクロスなどのスポーツに適したトレーニングシューズで、そのギザギザのソールはXC-72のアウトソールの基盤になった。

4 前作よりもエッジを効かせたXC-72

出典:uptodate.tokyo

ユニセックスのスニーカーであることには変わりないが、XC-72は327よりも少し男性的なエッジを効かせているそうだ。

そして、シャラフ・タジェル氏によると、ソフトなスエードとパーフォレーテッドレザーを組み合わせることで、ラグジュアリーなスポーツスニーカーの雰囲気を出したという。

レトロでかつ真新しさも兼ね備えているXC-72は間違いなく傑作だ。

5 相思相愛の関係

出典:uptodate.tokyo

2020年4月の初コラボ以来、カサブランカとニューバランスは1年余りで10個もコラボスニーカーをリリースしている。

比較的新しいブランドに対して、New Balanceのような老舗フットウェアブランドが短期間でこれほどの信頼を寄せることは滅多にないので、両者が特別な関係にあることは明らかだ。

「ニューバランスはコラボレーションを通じて、我々のストーリーを自由に語ることを許してくれたし、新モデルに取り組む機会を与えてくれているのは素晴らしいことだ。また、ブランドが新しいモデルを発表するのは非常に稀なことで、創業して間もない我々がこのタイミングで、新モデルの開発に参加できているのもまた素晴らしい。」と、シャラフ・タジェル氏はコラボできる喜びを表明している。

一方、ニューバランスのリー氏も、「彼ら(カサブランカ)は私の仕事にまったく違った視点をもたらしてくれる。」と、カサブランカがもたらしてくれるものを高く評価している。

これからもこの相思相愛の2ブランドのコラボに世界中から期待が集まる。

MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。

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