ヒップホップファッションを語る上で欠かせないブランド12選

HIPHOP界のパイオニア的存在として知られているKRS・ワンが定義したヒップホップの9大要素の1つがファッションであり、「何を歌うか」と同じように、「何を着るか」もラッパーたちにとって大きなテーマとなってきた。

しかし、一言にヒップホップファッションといってもそのスタイルやブランドは年代や地域によって大きく異なり、それこそが醍醐味でもある。

そこで今回は、中でもヒップホップファッションに絶大な影響を与えてきた代表的なファッションブランドを12個に厳選し、ヒップホップの歴史と共にご紹介していこう。

【ブランド一覧】
1 ADIDAS
2 DICKIES
3 Timberland
4 RALPH LAUREN
5 EVISU
6 A BATHING APE
7 Supreme
8 OFF-WHITE
9 Rick Owens
10 AMIRI
11 KAPITAL
12 GALLERY DEPT.

1 ADIDAS

皆さんもご存知の通り、ヒップホップの歴史はまだまだ浅い。

1970年代に誕生したヒップホップがロックに台頭し始めた80年代に楽曲だけでなく、ファッションにおいても絶大な影響力を持つラップグループが現れた。

RUN-D.M.Cだ。

それまでのアーティストはステージ上では華やかな衣装で着飾るのが一般的であったのに対し、RUN-D.M.Cは、ジャージにADIDASという、彼らの普段着にこだわった。

間違いなく80年代のヒップホップファッションを象徴するラッパーだ。

2 DICKIES

出典:i-d.vice.com

1990年代に入るとギャングスタラップが流行し、ヒップホップシーンにおけるファッションスタイルも大きく変わる。

彼らはオーバーサイズで無骨な服を好み、その代表格となるブランドがDICKIES(ディッキーズ)だ。

因みに、ラッパーたちが自身らのファッションブランドをスタートし始めたのもこの時代だが、当時生まれて現在も人気の続いているブランドはほとんどない。

3 Timberland

出典:ameba.jp

オーバーサイズの服に合う靴として、当時の人々が選んだのがTimberland(ティンバーランド)

とにかくタフで耐久性のあるティンバーランドはストリートでモノを売り捌いて生きる大人たちも好んで履いていたという。

今でもヒップホップファッションと深く結び付くTimberlandはラッパーたちの定番ブーツであるが、女子ウケはあまり良くないと言う噂も聞くので少々注意が必要だ。

4 RALPH LAUREN

出典:hypebeast.com

アメリカの中流階級から富裕層をメインターゲットとし、上品なデザインの服が多かったラルフローレンがヒップホップシーンで流行ったことは予想外の出来事であった。

ニューヨークのギャングたちが店から強奪し全身ラルフローレンで街を歩いたことでシーンに浸透した訳だが、長期的に見ればブランドに何倍もの利益をもたらす結果となった。

今でも古着屋はポロの服で溢れ返っているが、90年代にヒップホップシーンで大流行したPOLO SPORTの服は流通も少なく、あまり着ている人を見ないのでお勧めだ。

5 EVISU

出典:walkin-store.com

2000年代に入ると、パンツにはジーンズを履き、トップスやスニーカーで差別化を図るファッションスタイルがヒップホップシーンで定番となった。

そして、数あるデニムパンツの中でもクオリティの高さとキャッチャーなロゴで頭角を現したのがEVISU(エヴィス)だ。

EVISUの歴史やヒップホップとの関係については下記記事をご覧あれ。

6 A BATHING APE

出典:hypebeast.com

日本の裏原にて生まれたA BATHING APE、通称ベイプは今や世界のヒップホップファッションを語る上では欠かせないブランドになっている。

「BAPEを流行らせたのは誰か」という問いについて今でもヘッズの間で議論されることがあるが、ファレルウィリアムスが大きな影響を与えていたことはその愛用ぶりからも明らかだ。

7 Supreme

出典:fnmnl.tv

ニューヨークのスケーター達の溜まり場から始まったSupremeは、2017年にはルイヴィトンとのコラボを果たすことになる。

そしてそんなSupremeの大躍進の裏には、ファッションアイコンの存在がある。

日本では窪塚洋介、世界ではタイラーザクリエイターだ。

8 OFF-WHITE

出典:fnmnl.tv

ヴァージル・アブローの手により2012年に設立されたOFF-WHITE(オフホワイト)はストリートファッションに新しい風を吹き込んだ。

ラグジュアリーストリートの登場だ。

そして、この新たなスタイルをいち早く取り入れシーンに定着させたのは間違いなくカニエウェストだ。

ヴァージル・アブローがその後、ルイヴィトンのデザイナーにも抜擢されたことからも、OFF-WHITEがファッション業界全体に与えた影響力の大きさが伺える。

9 Rick Owens

出典:upscalehype.jp

ラグジュアリーストリートという概念が定着したこともあり、近年のヒップホップファッションはシルエットが細くエレガントなスタイルが多い。

そして、近年のUSラッパーたちはRick Owens(リックオウエンス)のパンツかスニーカーを必ず1つは持っていると言っても過言ではない。

10 AMIRI

出典:footwearnews.com

2014年に設立されたばかりのAMIRI(アミリ)は、ラグジュアリーストリートを象徴するようなブランドだ。

AMIRIのパンツは1着10万円以上するが、ラッパーやNBA選手まで、海外セレブ達はこぞってAMIRIのジーンズを履いている。

11 KAPITAL

出典:hiphopdx.com

いつの時代も、ヒップホップシーンで注目を集める日本のファッションブランドが存在する。

そしてここ数年で、トラヴィススコットなどが愛用し爆発的な人気を誇っているブランドがKAPITAL(キャピタル)

岡山県・児島のデニムブランドであるKAPITALには、大人から若者まで幅広い層の人々が熱い視線を送る。

12 GALLERY DEPT.

出典:hiphopdx.com

トレンドが目まぐるしく変わってきたヒップホップファッションだが、最近はハイクオリティで流通量の少ないブランドが支持を受ける傾向にあるように思う。

ドレイクやカニエウェスト、ミーゴスなど様々なラッパーたちが最近推しまくっているGALLERY DEPT.(ギャラリーデプト)の服も、全て一から手作業で作られている。

いかがでしたでしょうか。

今回は、ヒップホップファッションに大きな影響を与えてきたファッションブランドを12個に厳選しご紹介しました。

これからもどのようなラッパーが現れ、どんな服を着るのか。楽しみで仕方ない。

MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。

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