日本のデニムが世界最高峰である理由とおすすめアイテム8選
日本のデニムは世界で認められている。
EVISUやKAPITAL、UNDERCOVERといった日本のブランドのデニムアイテムは、世界中のストリートで愛されており、トラヴィススコットやミーゴスらトップアーティスト達もジャパンデニムに注目している。
今回は、そんな日本のデニムがなぜ世界最高峰なのか、その理由とともに、おすすめアイテムを厳選してご紹介していこう。
1 デニムの聖地「日本」
デニムが最も普及しているのはアメリカだが、日本は間違いなくデニムの聖地だ。
日本は、デニムの製造と染色のプロセスをしっかりと時間をかけて学び、他の追随を許さないレベルにまでクオリティを高めた。
そして、このプロセスを単なる作業ではなくアートとして捉えることで、KAPITALやEVISU、visvimといった日本を牽引するデニムブランドが誕生してきた。
では、なぜ質の高いデニムのブランドが日本からそれほど生まれるのか。
2 日本のデニムが世界一である理由
日本のデニムが世界最高峰である理由は、「丈夫なものを作る」ということが、日本の伝統的な仕立ての精神にマッチするからだろう。
また、インディゴデニムのように、傷や跡といった不完全な要素を残した生地は他になく、日本人にとっては、真の芸術性を発揮するキャンバスになるのだ。
3 完成度が高い=値段も高い
ジャパンデニムの特徴的なヘビーウェイトコットンと天然のインディゴ染料は変わっていないが、トレンドサイクルが一周すると、昔の独特なデザインがトレンドに戻ってくる。
EVISUや、日本の文化にインスパイアされたTrue Religionのようなデニムブランドが、2000年代ファッション(いわゆるY2Kファッション)のリバイバルブームの中心にあるのもそれが大きな理由の一つだろう。
A.P.C.(アーペーセー)の「ニュースタンダードジーンズ」やLEVI’S 501が時代を超越したことは間違いないが、KAPITALのパッチワークデザインのような手の込んだデニムアイテムは、よりコアなデニムファン達に向けたものだ。
しかし、完成度を高めることは、値段が高くなることを意味する。
そして、一生もののジャパンデニムを手に入れるためには、自分にあったものを手に入れることが重要。
次の項目では、国産ブランドのおすすめデニムアイテムを厳選して8個ご紹介しよう。
4 日本ブランドのおすすめデニムアイテム8選
EVISU
Regular Straight Fit Jeans
EVISUのアイコンであるカモメが、綺麗なインディゴブルーのバックポケットで羽ばたいている。
このジーンズはシンプルなデザインで、シルエットもレギュラーフィットなのでコーデに取り入れやすいし、初めてEVISUを履く方にとっては最適なアイテムと言えるだろう。
KAPITAL
スマイル刺繍デニムジャケット
KAPITALのアイテムはすべて、知っている人ならすぐにKAPITALのものだと分かる。
両腕に刺繍されたKAPITALのシグネチャーでもあるスマイリーフェイスを見れば、服好きなら誰もが羨ましがるだろう。
UNDERCOVER
Blue Slim Jeans
全体的に色落ち加工がなされたUNDERCOVERのデニムパンツ。
裾はカットオフされており、右後ろポケットのジッパーにも遊び心がある。
「やりすぎ」は嫌だが、程よく他と差別化したジーンズが欲しい人にはもってこいのアイテムだ。
COMME des GARCONS HOMME
Wide-Leg Paneled Jeans
クロップド丈が特徴的なこのCOMME des GARCONSのジーンズは、微妙に異なる4つのインディゴの色合いが見事に調和した1本だ。
NEIGHBORHOOD
Blue 212 DP-Basic Jeans
デニムは履けば履くほど愛着が湧く。
汚れたり、破れたり、何かをこぼしたりすることで風合いが出てきて特別なものになっていくのだ。
しかし、その数年間を省略して、風合いのみを求めるのであれば、NEIGHBORHOODがオススメ。
visvim
Black Denim 101 Jacket
このvisvimのジャケットは見た目こそ控えめだが、背面の裾にあるパッチ(鹿革)にまで最高品質の素材を使用している。
深みのあるブラックの染色により、ややワックスのような仕上がりになったこのヘビーウェイトのデニムジャケットを着れば間違いなく気分がいい。
JUNYA WATANABE
Grey Script Denim Jacket
デニムジャケットは秋コーデの代表アイテム。
優秀なデニムジャケットはあらゆるパンツと相性が良く、このJUNYA WATANABEのジャケットは、見た目は見ての通りお洒落で、暖かい裏地がついているので、秋も冬も快適に過ごすことができる。
JUNYA WATANABE x LEVI’S
Patchwork Jeans
「侘び寂び」は、不完全なものを美とする日本固有の美学だ。
そのため、日本のデニムアイテムには、修理やパッチワークの要素が取り入れられているものが多い。
そして、このJUNYA WATANABEとLEVI’Sのコラボレーションでは、クラシックなリーバイスのジーンズに、JUNYA WATANABEの「侘び寂び」アレンジが加えられている。
いかがでしたでしょうか。今回は、ジャパンデニムが世界一である理由と、日本ブランドのおすすめデニムアイテムを厳選してご紹介しました。
日本のデニムを身に纏って誇らしげに街を歩こう。
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