ラッパーが着ている骨柄(ボーン柄)デザインの服のブランド5選
国内外のストリートで近年賑わいを見せる骨柄デザイン。
大胆に肋骨をデザインしたジャケットやTシャツ、ジーンズなどを着ているラッパーをインスタでよく見かけるようになったし、多くのブランドが骨柄デザインのアイテムを生み出している。
そこで今回は、骨柄(ボーン)柄デザインのアイテムで有名なブランドを、国内外のラッパーの着こなしと共に5つご紹介。
【ブランド一覧】
1 VANSON
2 KAPITAL
3 AMIRI
4 MOSCHINO
5 PLEASURES
1 VANSON
VANSONとは
VANSON(バンソン)とは、名門私立学校・ボストン大学で経営学を学んだMichael Van De Sleesen氏が22歳の若さで立ち上げたレザーウェアブランド。
1980年頃の経済不況で一時は倒産したVANSONは、1984年に「VANSON Leathers」として再スタート。
瞬く間に人気を獲得していったVANSON Leathersは、「モーターサイクルのレザージャケットといえばVANSON」と誰もが認めるほどのポジションを築いた。
そんなVANSONのシグネチャーアイテムといえば骨柄のレザージャケット。
2017年秋冬シーズンにSupreme(シュプリーム)と骨柄レザージャケットでコラボレーションしたことも話題になった。
そして、何を隠そう、VANSONこそが骨柄デザインを最初にストリートで広めたブランドだ。
舗装されていないトラックでレースを行うダートトラックレースで、70年代に活躍していたデビッド・アルダナ選手が1975年の全米選手権にて骨柄のレーシングスーツで登場したところ主催の全米モーターサイクル協会にアウトローだと批判され、ほとんど禁止という形を取られてしまった。
しかし、その後VANSONがアルダナ選手のスポンサーにつき、骨柄デザインのレーシングスーツは復活を遂げた。
そして、近年、骨柄デザインのアイテムがストリートで溢れかえっているが、VANSONは未だに骨柄で最も人気なブランドの一つだ。
VANSON 骨柄アイテム ラッパーのファッション
A$AP Ferg
A$AP Ferg(エイサップ ファーグ)が『Feel Some Type of Way freestyle』と題された、フリースタイルを披露している動画内で着用しているこちらのベストは、VANSONのBONE VEST(¥43,735)。
NBA YoungBoy
NBA YoungBoyは、Snoop Doggを客演に迎えた曲『Callin』のMVにてVANSON×Fly GeeniusのLeather Skelton Jacketを着ている。
2 KAPITAL
KAPITALとは
KAPITAL(キャピタル)とは、岡山県児島から世界へジャパンデニムを魅せるブランドで、近年の骨柄デザインブームでは先頭を走っている。
KAPITALの骨柄デザインアイテムは、HIPHOPシーンやストリートにおいて圧倒的支持を得ており、国内外問わず様々なアーティスト・セレブが着用していることで知られる。
特に、KAPITALはデニムブランドなだけあり、骨柄のデニムパンツが大人気で、トラヴィス・スコットやオフセットらUSラッパー、JP THE WAVYやWILYWNKAら日本のラッパーが愛用している。
それでは実際にラッパー達がKAPITALの骨柄アイテムを着用しているシーンを見て行こう。
KAPITAL 骨柄アイテム ラッパーのファッション
Takeoff
Migos(ミーゴス)のメンバー・Takeoff(テイクオフ)がプライベートジェット機内で着用しているこのジャケットは、KAPITALの別珍 BONE刺繍 スーベニアジャケット(¥94,380)で、変態紳士クラブのWILYWNKAが『YOKAZE』のMVにて着用していたものと同じだ。
先述の通り、OffsetもKAPITALの骨柄(ボーン)デザインのアイテムを愛用しており、MigosはKAPITALが大好きであることが分かる。
Travis Scott
Travis Scott(トラヴィス スコット)が履いているこちらの緑のパンツは、KAPITALのSkeleton Pants 5P CISCO(BONE刺繍)。
トラヴィスはKAPITALの他にもEVISUやUNDERCOVERなどのジーンズを履いており、ジャパンデニムパンツの愛好家である。
3 AMIRI
AMIRIとは
AMIRI(アミリ)は、かつて音楽業界にいたMike Amiri(マイク アミリ)が2014年に立ち上げたLA発のラグジュアリーストリートブランド。
USラッパーを中心にストリートシーンで急成長しているAMIRIの人気ぶりは下記記事でも確認できる。
ラッパーがよく履いている星型のパッチがたくさん施されたデニムもAMIRIのアイテムだ。
また、POP SMOKEの遺作『DIOR』のリリックにも「MIKE AMIRI」の名前が登場する。
そんなAMIRIも敏感に時代の空気感を感じ取って骨柄(ボーン)デザインのアイテムをリリースしている。
AMIRI 骨柄アイテム ラッパーのファッション
Trippie Redd
こちらの地面と一体化しているつもりのTrippie Reddが着ているセーターは、AMIRIのSkeleton Cardigan(¥156,500)。
ちなみに、Gunnaもこれと同じアイテムを何度か着用している。
4 MOSCHINO
MOSCHINOとは
MOSCHINO(モスキーノ)は、14歳から高級テーラーで働き、ミラノの芸術アカデミーにて美術を学んだフランコ・モスキーノがヴェルサーチを経て1983年に立ち上げたファッションブランドで、テディベアの描かれたモスキーノのアイテムを見たことがある人は多いのではないだろうか。
モスキーノはキュートなデザインのアイテムが多く、クリエイティブディレクターが3代目のジェレミー・スコット氏になってからはポップさに拍車がかかっている。
ジェレミー氏のモスキーノ初コレクションである2014年秋冬シーズンで、マクドナルドのパロディアイテムが話題になったことでも、同ブランドのポップさが分かるだろう。
そんなMOSCHINOも骨柄(スケルトン)デザインを取り入れたブランドの一つだ。
MOSCHINO 骨柄アイテム ラッパーのファッション
Quavo
Quavo(クエヴォ)が着ているのはMOSCHINOのSkeleton Sweatshirt。
3枚目の写真には、Quavoと先日破局したことでも話題になったラッパーのSaweetieと、Migosのメンバーであり従兄弟のOffset、そしてMOSCHINOのジェレミー・スコット氏が写っている。
また、お洒落なラッパーとして有名なQuavoのファッションも押さえておこう。
5 PLEASURES
PLEASURESとは
PLEASURES(プレジャーズ)とは、LA発のストリートウェアブランドで、90年代の音楽やアートから影響を受けたデザインが特徴だが、タイダイ柄のアイテムを出すなど、トレンドもしっかり追っているブランド。
USラッパーだとPlayboi Cartiや24kGoldn、SmokepurppなどがPLEASUERSのアイテムを愛用している。
PLEASUERS 骨柄アイテム ラッパーのファッション
Hideyoshi
Hideyoshiが、Young DaluとVILLSHANAとの曲『Celebration』のMVにて来ているこの骨柄(スケルトン)デザインのセーターは、PLEASURESのRibs Hockey Jersey(¥9,092)。
Hideyoshiは、『Jitsuryoku』のMVでも骨柄のパーカー(Made(for)_humansのrib HOODIE ry-202-pp12)を着ていたので骨柄が好きなのかも知れない。
いかがでしたでしょうか。今回は、USと日本のラッパーが着ている骨柄(ボーン、スケルトン)デザインのアイテムを出しているブランドを5つに絞ってご紹介しました。
ラッパーが着用しているシーンは見かけないものの、NUMBER (N)INEや99%IS、MAISON EMERALDなどにも骨柄デザインのアイテムがあるので是非チェックしてみてほしい。
MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。