SAINT MICHAEL|着るほどに増す極上のヴィンテージ感
日本のドメスティックブランドを取り上げる企画【.jp】(ドット・ジェー・ピー)。
ドメスティックブランドとは日本国内発のブランドのことを指し、既存の西洋文化に日本的な新要素を加え、時には破壊することで新しい価値を生み出しています。
そして今回は、隅々までよりリアルなヴィンテージ感を追求するブランド・SAINT MICHAELの魅力をご紹介します。
【目次】
1 SAINT MICHAELについて
-1.1 SAINT MICHAELとは
-1.2 細川雄太氏について
-1.3 カリ・ソーンヒル・デウィット氏について
2 Dickiesとのコラボ
3 Schottとのコラボ
4 村上隆氏とのコラボ
5 SAINT MICHAELを着るHIPHOPアーティスト
1 SAINT MICHAELについて
1.1 SAINT MICHAELとは
- 価格:★★★☆☆
- 品質:★★★★★
- 独創性:★★★★★
- 知名度:★★★☆☆
SAINT MICHAEL(セントマイケル)とは、READYMADEのデザイナーとして知られる細川雄太氏と、Kanye WestやVirgil Ablohなどに強いインスピレーションを与えていることでも知られるアーティスト・Cali Thornhill DeWittが共同で立ち上げたブランドで、正式にはSAINT Mxxxxxxである。
色味や質感など、縫製から仕上げまで一貫してヴィンテージの風合いを追求している。
着用を重ねるたびに、毛羽立ちやプリントのひび割れなどでヴィンテージの味が出てくるが、色あせ・劣化はしにくいという特殊な加工が施されたアイテムを展開しているブランドだ。
1.2 細川雄太氏について
細川雄太氏はREADYMADEのデザイナーとしても知られている日本を代表し世界で活躍する人物。
彼の創り出す作品は、世界中のアーティストや著名人に愛用されており、今やファッション業界で彼の名を知らない人はいないだろう。
⬇︎READYMADEや細川氏についてはこちら⬇︎
1.3 カリ・ソーンヒル・デウィット氏について
Cali Thornhill DeWitt(カリ・ソーンヒル・デウィット)氏は、ロサンゼルスを拠点に活動するデザイナーで、Kanye Westのツアーグッズを手がけたことでも知られている。
デウィット氏のメモリアルスウェットは今や世界中で有名で、Forever 21などが作ったコピー商品も多く出回っている。
しかし、彼はその現状を気にしておらず、大声で所有権を主張するのではなくあっさり手放すという選択をしている。
むしろそれがシャツを作る理由とさえ語るところに彼の器の大きさと余裕を感じる。
2 Dickiesとのコラボ
SAINT MICHAEL × Dickiesのコラボアイテムが2020年8月に発売された。
Dickiesの定番アイテムである「アイゼンハワージャケット」と「874」パンツでのコラボレーションだったのだがもちろん即完売。
「光」をテーマにした刺繍とワッペン、そしてアイゼンハワージャケットと874をベースに細川氏がリビルドした本コラボアイテムを手に入れた人はかなり幸運だろう。
ライダースジャケットの代名詞であるSchott(ショット)は、マーロンブランドやセックス・ピストルズなど様々な著名人・ロックスターに愛されてきたブランド。
そして、そんなSchottの名作「ワンスター」とSAINT MICHAELのコラボレーションが実現した。
肩に輝く「一つ星」が語る歴史とSAINT MICHAELらしいヴィンテージの風合いが絶妙で、歴史に残るコラボレーションであったことは間違いない。
4 村上隆氏とのコラボ
SAINT MICHAELは世界の村上隆氏ともコラボレーション作品を出している。
村上氏の代表的なキャラクター「カイカイキキ」がプリントされたスウェット上下だ。
随所に空いた穴やペイントが心地よいヴィンテージの風合いを出している。
また、2021年1月には福岡のセレクトショップ・cherry fukuokaのオンラインサイトでコラボ版画が発売された。
我々はこれからも両者のコラボレーションを期待していいのだろうか。
5 SAINT MICHAELを着るHIPHOPアーティスト
ここからは、SAINT MICHAELを着ているHIPHOPアーティストをご紹介。
5.1 Quavo
Migos(ミーゴス)のメンバーで、アトランタ出身のHIPHOPアーティスト・Quavo(クエヴォ)もSAINT MICHAELを愛用している。
画像内でQuavoが着用しているジャケットは、SAINT MICHAEL × Dickiesのアイゼンハワージャケットだ。
5.2 Future
全米No.1ラッパーであり、アトランタのHIPHOPシーンを代表する存在であるFuture(フューチャー)もSAINT MICHAELを着用している。
2シーズン目にして世界を代表するラッパーやアーティストに愛用されているSAINT MICHAELの今後にも目が離せない。
MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。