Maison MIHARA YASUHIRO|「詩が聞こえる服」とパリで賞賛されたブランド

日本のドメスティックブランドを取り上げる企画【.jp】(ドット・ジェー・ピー)

ドメスティックブランドとは日本国内発のブランドのことを指し、既存の西洋文化に日本的な新要素を加え、時には破壊することで新しい価値を生み出しています。

そして今回は、シューズブランドに始まり、既存の枠にとらわれないデザインが国内外で高く評価されているブランド・Maison MIHARA YASUHIROの魅力をご紹介します。

 【目次】
1 Maison MIHARA YASUHIROについて
-1.1 Maison MIHARA YASUHIROとは
-1.2 三原康裕氏について
-1.3 doublet・井野将之氏との関係
2 様々なブランドライン
3 MIHARA YASUHIROのスニーカー
-3.1 PUMA by MIHARAYASUHIRO
-3.2 オリジナルソールスニーカー
4 遊び心のあるアイテム

1 Maison MIHARA YASUHIROについて

1.1 Maison MIHARA YASUHIROとは

  •  価格:★★★★☆
  •  品質:★★★★★
  • 独創性:★★★★★
  • 知名度:★★★★☆

Maison MIHARA YASUHIRO(メゾン・ミハラヤスヒロ)とは、1997年に三原康裕氏がシューズブランドとして立ち上げたブランド。

靴作りを継続しつつ、1999AWシーズンからウェアラインを開始。

2007年の初めてのパリコレクションでは「詩が聞こえる服」と称賛され、現在でも型にはまらない遊び心のあるデザインが同ブランドの最大の特徴。

1.2 三原康裕氏について

三原康裕氏は、1972年に長崎に生まれる。三原氏は幼い頃から、画家の母の英才教育により絵画を描く機会が多く、それが創造力の基盤を作ったのかもしれない。

多摩美術大学デザイン学科テキスタイル学部に在学中から独学で靴作りを始め、1996年にはシューズメーカーのバックアップもあり、シューズブランド・archi doom(アーキ・ドゥーム)をスタートさせた。

そして、97年に大学を卒業すると、三原氏はブランド名をMIHARAYASUHIROに変更し、コレクションブランドとして本格的にスタートした。

1.3 doublet・井野将之氏との関係

世界中の若手デザイナーの発掘・支援を目的にしたコンテスト・LVMHプライズ2018にて、日本人初のグランプリを獲得したdoublet(ダブレット)。

三原康裕氏は、そんなdoubletのデザイナー・井野将之氏の師匠である。

井野氏はデザインアイデアを送り続け、三原氏はそれらを無視し続けていたが、ついにその根性を認め、一緒に仕事をすることになった。

そうして井野氏は、ミハラヤスヒロにて7年間シューズ・小物の企画・生産を担当したのち、独立してdoubletを立ち上げたのだ。

2 様々なブランドライン

2021年2月現在、Maison MIHARA YASUHIROには様々なラインがある。

2.1 MIHARA YASUHIRO

MIHARA YASUHIROとは、Maison MIHARA YASUHIROのベーシックウェアラインで、立ち止まって考えさせられるような枠に囚われないデザインが目立つ。

2.2 MIHARAYASUHIRO Bussiness Line

MIHARAYASUHIRO Bussiness Lineとは、2014年に始まったMaison MIHARA YASUHIROのビジネスシューズライン

遊び心のあるディティールを残しながらもシックな雰囲気で、機能性も併せ持つ革靴を展開している。

2.3 MYne

MYne(マイン)とは、2016年に始まったMaison MIHARA YASUHIROのストリートウェアライン

価格帯は、おおよそ6,000円〜52,000円。

2.4 FIT MIHARA YASUHIRO

FIT MIHARA YASUHIROとは、2017AWより始まったMaison MIHARA YASUHIROのメンズウェアライン

「Lightly Elegance(少し優雅)」がコンセプトで、着る人の魅力を引き出すことに重きを置いており、ブランドらしい遊び心を残しながらも上品なウェアを展開する。

2.5 General Scale

General Scale(ジェネラル・スケール)とは、2021年3月よりMaison MIHARA YASUHIROが新たに手がけるシューズライン

履き古した風合いをリアルに再現したヴィンテージ風のシューズを展開する。

また、シューズに使われているのは全て生分解性のある素材で、環境問題への取り組みが一時的なものではいけないという注意喚起の意も込められているのだろう。

3 MIHARA YASUHIROのスニーカー

MIHARA YASUHIROの原点であるスニーカーをご紹介。

3.1 PUMA by MIHARAYASUHIRO

PUMA by MIHARAYASUHIROとは、2000年から始まったPUMAとMIHARA YASUHIROのコラボレーションラインで、これにより世界中でMIHARA YASUHIROの知名度が一気に上がった

前側と後側で全く異なるデザインを施したスニーカーが有名だが、人間の二面性を表しているのだろうかなどと色々考えさせられる作品だ。

3.2 オリジナルソールスニーカー

オリジナルソールスニーカーとは、三原康裕氏が粘土を用いて自分の手で型どったユニークなフォルムのソールを施したスニーカー。

Converseの「Chuck Taylor」のアッパーデザインをベースにMIHARA YASUHIROオリジナルソールを用いた「Duck Taylor」が有名。

DuckTaylor1
DuckTaylor2
DuckTaylor3
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出典:item.rakuten.co.jp

それとなくDuck(アヒル)と似ている。

4 遊び心のあるアイテム

ここからはMaison MIHARA YASUHIROらしい遊び心のあるアイテムを2個ご紹介します。

4.1 Left Docking Shirts ¥46,000

二つの異なるアイテムを組み合わせたドッキングタイプのウェアが多いMaison MIHARA YASUHIROらしいシャツ。

画像はミリタリーシャツとチェックシャツのドッキング。

4.2 BIG ZIP MA-1 ¥65,000

フロントの大きなジップが目を引く。

また、袖口のポケットのストラップに、ロッカーのキーホルダーカラビナが採用されているのもユニーク。

さらに、裾や袖には裏地のオレンジがあえてはみ出るようにデザインされており、遊び心の詰まったMA-1である。

いわゆるモードとは少し違う道を進む個性的なブランド・MIHARA YASUHIROにこれからも多くの人々が魅了されるだろう。

MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。

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