いま最も注目されている10代の若手USラッパー12選
ヒップホップシーンは年々、若年化が進んでいる。
高校生のラッパーもたくさんいるし、何百万ものストリーミングを記録し、メジャーレーベルと契約を結び、世界中にファンを持つ10代のラッパーがかつてないほど増えている。
今回は、中でも注目されているティーンのラッパー12人をご紹介。
BabySantana
「若い=キャリアが短い」ではない。BabySantana(ベイビー・サンタナ)は11歳のときからラップしている。
そして、メロディーの巧みさと若々しいエネルギーが、15歳の彼の強みだ。
2020年にリリースした楽曲『Prada』で存在感を示し、Slump6sとの『Antisocial』や、Ka$hdamiとの『14』でますます人気を集めている。
SSGKobe
SSGKobeは自由自在にスタイルを変えることができ、それが何百万ものストリーミングやMVの再生回数を誇る理由だ。
$notとの『Calabasas』のようなストレートなラップをすることもあれば、『MIA』のようなハートフルでポップな楽曲もある。
ますます注目されること間違いなし。
Slump6s
16歳のSlump6sは、若い世代で最も人気なアーティストの一人であり、彼のブレイクはBabySantanaとの楽曲『Antisocial』だ。
そんなSlump6sの強みは、オートチューンを用いた多彩なフロウ。
今年の4月上旬にリリースされた『Own It』もチェック。
Ka$hdami
Ka$hdamiは、2020年に『Kappin Up』のMVが公開されたことで軌道に乗った。
16歳の彼のスタイルは、エイサップ・ロッキーを代表とするクラウドラップを彷彿とさせる。
彼の現時点での2大トラックと言われている『Reparations!』と『Look N The Mirror』はマストチェックだ。
Ken Car$on
Playboi Cartiを彷彿とさせるKen Car$onは、2020年に楽曲『Yale』で本格的に脚光を浴びることになった。
2020年のEP『Teen X』も、2021年のデビューアルバム『Project X』も、記憶に残るトラックばかりだ。
Iayze
Iayzeはストリートラップを得意としているが、R&Bやポップなスタイルもできる多才なラッパーだ。
そして、2021年、楽曲『C’mere!』で彼の大舞台が到来。
今年リリースされた『556』はMV公開2ヶ月で再生回数が430万を超えており、彼のシーンにおける存在感は大きくなるばかりだ。
19歳のサウスカロライナ出身ラッパー・Dro Kenjiは、オルタナティブロックを彷彿とさせるライミングや声が特徴。
『Superstar』や『Finnished』でプロデューサー集団・Internet Moneyの目に留まり、最終的には、Internet Money Recordsと10K Projectsと共同で、Nick MiraのレーベルMira Touchと契約することになった。
2021年の$notとの『Kill Cupid』の成功や、2つのアルバム「EAT YOUR HEART OUT」「WITH OR WITHOUT YOU」の人気ぶりを見ると、彼の未来は明るいと言えるだろう。
Yvngxchris
多くの若手アーティストが似通ったフロウをする中、Yvngxchrisは技術面で飛び抜けている。
発音が鮮明な高速ラップは凄まじく、その上リリックのスキルも備えている彼が成功するのはもはや当然とも言えるだろう。
『Blood On The Leaves』は必聴。
Midwxst
Midwxstは、ハイパーポップなビートに乗せてパーソナルな歌詞を書き、注目を浴びている。
そして、2021年の楽曲『Trying』で他のアーティストたちと一線を画す存在になった。
この曲では、彼が自身のうつ病に対する感情を歌い、うつ病を克服する過程を共有している。
『Trying』は2021年のアルバム「SUMMER03」に収録されており、同年には「BACK IN ACTION」とその続編の2枚を発表している。
最新アルバム「better luck next time.」もチェックしよう。
NLE Choppa
NLE Choppaは16歳のときに『Shotta Flow』でブレイクし、現在19歳であることを考えると、短期間でかなりのキャリアを積んできたことになる。
『Shotta Flow』の他、Roddy Ricchとの『Walk Em Down』など、ゴールドやプラチナの盾を数多く獲得している。
最近のNLE Choppaはメロウなスタイルを取り入れ、年齢とともに進化している。
Lil Tecca
Lil TeccaもNLE Choppaと同じく現在19歳で、16歳のときに『Ransom』が大バズりしたことで一気にブレイクした。
最初はオタクっぽい印象を持たれていたが、今では若手ラッパーたちの中で中心的存在だ。
2019年にリリースした1stアルバム「We Love You Tecca」はプラチナディスクを獲得している。
さらに、SoFaygoの『Knock Knock』やSSGKobeの『All Day』など、他の若手アーティストたちにビートを提供する腕利きのプロデューサーでもあるのだ。
まだ19歳なんて信じられない。
YungManny
YungMannyは2018年に『Moana』がバイラルヒットを記録して以来、シーンで存在感を示している。
最近だと『Bitcoin』や、Flo MilliとSada Babyを客演に迎えた『Clap For Em’』が人気で、さらに大きなヒットを生む日は近いだろう。
MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。