なぜラッパーがクロックスのサンダルを履くようになったのか

クロックスのサンダルが若い世代に不人気な時代がしばらく続いたが、近年、一流のストリートウェアブランドやラッパー達とのコラボレーションにより、ストリートでの復活を遂げた。

日本だと、LEX(レックス)が、2021年3月に公開した『Stay』のMVにて、LEXらしいジビッツ(アクセサリー)をたくさん施したクロックスのサンダルを履いている。

また、LEXは、今春にスタートしたクロックス・ジャパンのブランドキャンペーン「CALLING ALL CLASSICS」の第一弾の顔も務め、それによりクロックスを購入したヘッズも少なくないだろう。

そこで今回は、クロックスがなぜストリートシーンにおいて再び人気が出てきているのか、その理由を解説します。

 【目次】
1 クロックスはクールじゃなかった
2 クロックスのターニングポイント
3 復活の一役を担ったジビッツ(アクセサリー)
4 応用しやすい素材
5 クロックスの人気の証拠

1 クロックスはクールじゃなかった

出典:crocs.co.jp

2002年にスタートしたクロックス社は、翌年に1億円を超える売り上げを出し、そこから成長し続けて2007年には売り上げが1000億近くにまでなったが、2008年には売り上げを15%落とし、頭を抱えた。

売り上げが落ちた要因はいくつかある。

例えば、当時のクロックス社の幹部が、フットウェア業界やファッション業界での経験がなかったことが挙げられる。

そのため、製品を作りすぎて在庫が過剰になったり、時間通りに店の注文に対応できなくなったりした。

しかし、最も大きな原因は、クロックスの高い知名度の一方で若い人達がクロックスのサンダルを魅力的に感じていなかったことだ。

クロックスのことは知っているが選ばない。そんな若者達のクロックスに対するイメージが劇的に変化する時がついに訪れる。

2 クロックスのターニングポイント

出典:thehouseofdrew.com

クロックスに転機が訪れたのは2020年だ。

クロックスは、2020年に、ポストマローンやジャスティンビーバーなどの大物アーティスト、CHINATOWN MARKETやBEAMSなどのファッションブランド、そしてケンタッキーフライドチキンとまでコラボし、全て即完売であった。

歳入は前年と比べて15%以上増え、オンラインでの売り上げは35%アップしたが、この劇的変化は一夜にして成し遂げられたわけではない

2017年までにCEOが二度代わり、「新しいフットウェア専門部隊を作る」「定番サンダルに集中する」など様々な新しい方針とともに再スタートしていた。

コラボがキーになるとは分かっていたものの、ブランドやデザイナー達が営業の電話になかなか出てくれないという問題を抱えていた時期はあったが、最終的には、ファッション業界の第一線で活躍するデザイナー・クリストファーケインやBALENCIAGAのクリエイティディレクター・デムナヴァザリアがコラボに応じてくれて、これらのコラボレーションがクロックスにとってのターニングポイントとなった。

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3 復活の一役を担ったジビッツ(アクセサリー)

出典:crocs.co.jp

ジビッツとは、クロックスのサンダルの穴に取り付ける小さなゴム製のアクセサリーのことで、ほとんどのコラボレーションで用いられた。

また、おうち時間でたくさんのインスタグラマーがジビッツで自分色にカスタマイズしたクロックスを披露したこともあり、クロックス社のジビッツによる収益は2020年に倍増した。

ジャスティンビーバーの手掛けるdrew houseや、ストリートウェアブランド界のパイオニアであるAlife、またBALENCIAGAとのコラボでもそれぞれのブランドらしいジビッツが施された。

ジビッツを取り付ける通気穴が存在していたことも幸運だったが、クロックスのサンダルが他のブランドの色を出しやすい、コラボしやすい大きな要因がもう一つある。

4 応用しやすい素材

出典:crocs.co.jp

クロックスのサンダルは、合成樹脂素材で作られているため、プリンティングやカラーリング、他の素材との組み合わせが容易であったことも、様々なクリエイティブなコラボレーションが実現した原因の一つだ。

村上隆氏らしいカラフルなカモフラージュ柄のデザインや、ケンタッキーフライドチキンのチキンがプリントされたデザインも、クロックスが応用しやすい素材でできていたからこそ実現できたとも言えるだろう。

5 クロックスの人気の証拠

出典:crocs.co.jp

転売市場でますます多くのクロックスのコラボサンダルが取引されている。

定価約7,000円のポストマローンとのコラボ第一弾のアイテムが平均11万円ほどで取引され、村上隆氏とのコラボサンダルは大体5万円を超えるプレ値で転売されている。

これはクロックスがコラボレーションに多くの精力と資金を投入したことで成功を収めた証拠と言っていいだろう。

そして、これらのコラボレーションにより、アーティストやセレブ達がクロックスを着用するようになったため、ますます多くのラッパー達がクロックスのサンダルを履くようになったのだ。

いかがでしたでしょうか。今回は、近年ストリートで盛り上がりを見せるクロックスの復活ストーリーについてご紹介しました。

新しい顔を見せるクロックスの今後にも注目です。

MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。

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