現代HIPHOPシーンでお洒落に定評のあるUSラッパー16人
HIPHOPファッションは、初期から現代まで段階的に変化してきた。
70年代後半から80年代にかけてはB系ファッションが流行り、90年代を通して、ストリートライフにインスパイアされた服装やとんでもなく派手な洋服が出てきた。
そして、ここ20年で、HIPHOPファッションはスケートボードカルチャーや前衛ファッションと融合し、現代の若者のスタイルに大きく影響を与えている。
そこで今回は、現代の第一線で活躍するラッパーの中で最もお洒落な16人をご紹介します。
【目次】
1 ASAP Rocky
2 Drake
3 Future
4 Gunna
5 Kanye West
6 Lil Uzi Vert
7 Lil Yachty
8 Migos
9 Playboi Carti
10 Travis Scott
11 Tyler, The Creator
12 Wiz Khalifa
13 YG
14 Young Thug
1 ASAP Rocky
ASAP Rocky(エイサップ・ロッキー)は、HIPHOPシーンに入ってきた2011年以降、数々のお洒落なラッパーの中でもトップに君臨している。
ストリートスタイルの先頭を走っていた彼は、キャリアを重ねるうちに、よりラグジュアリー路線に寄って行き、Alexander WangやDIORの顔も務めた。
ここのところは、ヴィンテージのTシャツにNEEDLESのトラックパンツを履いている時もあれば、PRADAのスーツで身を纏っている時もあり、彼に着こなせないものなどもはや無い。
2 Drake
Drake(ドレイク)の音楽キャリアは伝説に他ならないが、数々のヒット曲を生み出し、多くの賞を獲得してきた彼がファッションアイコンになるのには少し時間がかかった。
そして、現在Drakeが独自のファッションスタイルを築いたことは言うまでもない。
Drakeは、エアフォース1やエアマックスと、NIKEのトラックスーツの組み合わせを好んでいる。
NIKEの宣伝も兼ねた『Laugh Now Cry Later』のMVも、彼のNIKE愛を確固たるものにしている。
また、彼はSTONE ISLANDや、自身の手掛けるOVOも普段から着用しており、彼のファッションを参考したい方は是非下記記事をチェックして欲しい。
3 Future
Future(フューチャー)がジバンシィやマルジェラ、カルティエなどのラグジュアリーブランドを愛用していることは言うまでもない。
Futureは自分に合うスタイルを完璧に理解しており、彼のファッションを参考にしたい方は、下記記事は要チェックである。
4 Gunna
Gunna(ガンナ)はまるでファッションショーのランウェイを歩くモデルのようなスタイルを好む。
彼にはスタイリストがついているが、しばしば自分でアイテムを選んでコーデを決める。
GunnaはGQのインタビューで、「全員が私のファッションスタイルを好んでいるわけではないが、大多数は好んでいる」と語ったが、彼がお洒落であることは確かに間違いない。
5 Kanye West
Kanye West(カニエ・ウェスト)とLOUIS VUITTONが2009年にコラボスニーカーをリリースしたが、その事実が彼のファッションセンスを物語っている。
アースカラートーンのパーカーやボロボロのTシャツ、緩いスウェットパンツなど、カニエの着るものは全てファストファッションブランドが真似をする。
また、カニエが手掛けるYEEZYスニーカーは、2009年にNIKEで始まり、その後Adidasで数十億円規模の人気になった。
Jay-ZとReebokの契約のように、カニエは、靴がスポーツ選手だけのためのものではないという認識を普及させた人物の一人であり、トラヴィス・スコットやヴァージル・アブローにも影響を与えている。
6 Lil Uzi Vert
多くのラッパー達はスタイリストがいないことを自慢するが、リルウジことLil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)は自身のインスタグラムの名前をMarni Life( NO STYLIST)1600にしている。
そんなリルウジは家に使うくらいのお金を服に使っていると語っており、いつもデザイナーズブランドで身を包んでいる。
リルウジの個性的なスタイルを人々が好もうが嫌おうが、そんなことを彼は気にしない。
ビルボード・ミュージック・アワードのインタビューにて、その時着ていたレースのシャツが女っぽくて評判が悪いと言われて、リルウジは、「彼らはこの生地を肌で感じたことが一回もない。」と笑いながら答えた。
7 Lil Yachty
Lil Yachty(リル・ヨッティ)は、2016年に出世作『One Night』で注目を集めて以来、何回かスタイルを変えてきた。
2000年代のBAPEのカモフラージュ柄のパーカーや、85年物のエアジョーダン1を普段から履くLil Yachtyだが、新進気鋭のブランドへのサポートも惜しまない。
Lil Yachtyは自分と関わりのある若い世代のコミュニティを育成することに熱心な兄貴肌なラッパーだ。
楽曲『Versace』でブレイクしてから、Migos(ミーゴス)はずっとファッションで注目されている。
Quavo、Offset、Takeoffのそれぞれが独自の味が出たスタイルを貫いており、三人並ぶと本当にかっこいい。
9 Playboi Carti
サウンドクラウドラッパーのPlayboi Carti(プレイボーイ・カルティ)は、デビュー当初からずっと自身のスタイルを重視してきた。
彼はどんな服装でもクールに着こなし、Off-Whiteや同じくヴァージル・アブロー率いる新生LOUIS VUITTONのランウェイも歩いたことがある。
ヒット曲『Magnolia』でのPlayboi Cartiの着こなしも話題になった。
10 Travis Scott
Travis Scott(トラヴィス・スコット)ほどファッションアイコンとして影響力のあるラッパーはほとんどいない。
彼の着る服、履くスニーカーは価格が跳ね上がるし、NIKEとのコラボスニーカーはリリースされるや否や即完売である。
これらの事実がトラヴィスの影響力の高さを物語っているが、彼の私服もファン達は真似したがる。
Travis Scottは、2020年代のストリートシーンで、若い世代に最も影響を与えたラッパーといっても過言ではない。
11 Tyler, The Creator
Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)が若い世代のファッションアイコンであることを否定する人はいないだろう。
2010年代初期、Supremeは既に有名なブランドではあったが、『Oldie』『She』など様々な曲のMVでSupremeのアイテムを着用したTyler, The Creatorが同ブランドの認知をさらに広げたことは紛れもない事実だ。
そんなファッションでの影響力を利用してTyler, The Creatorが立ち上げたブランド・GOLF WANG(ゴルフワン)も大人気だ。
12 Wiz Khalifa
Wiz Khalifa(ウィズカリファ)はとにかくリラックスしたスタイルを好む。
彼が前のボタン全開でアロハシャツを着ている姿を思い浮かべるのは容易だろう。
そんな彼のファッションは、シンプルな装いとして参考にされることが多い。
13 YG
YG(ワイジー)といえばLAスタイルで、LAスタイルのラッパーといえばYGである。
ロングソックスやローファー、細いサングラスは彼のスタイルの象徴的なアイテムだ。
14 Young Thug
ヤンサグことYoung Thug(ヤングサグ)は、Andre 3000やCee Loなどアトランタの偉人ラッパー達のスタイルを継承している。
191cmという高身長を持つヤンサグは、SupremeでもRick Owensでも華麗に着こなし、みんなが思うお洒落なUSラッパーの中に彼の名前が無いなどということはない。
いかがでしたでしょうか。今回は、お洒落なUSラッパーをご紹介しました。
自分のスタイルに合うラッパーを見つけて是非参考にして下さい。
MINARI.(ミナリ)は情報の質にこだわり、記事の執筆に時間をかけて丁寧に行っています。他の記事もぜひ合わせてお楽しみ下さい。